イギリスの海洋考古学者、ティム・エイカース氏がこのほど、3月に行方不明になったマレーシア航空370便の機体の一部と見られる破片が、ベトナムの海岸近くに流れてきていると発表した。アメリカ企業が公開した衛星写真を分析した結果だという。

行方不明の船を発見するなどの実績を持つエイカース氏は、今年4月に、370便の破片と見られるものを発見し、英メディアなどに取り上げられた。同氏が公開した衛星写真に映る漂流物には、370便の機体と似た模様が見られる ( http://dailym.ai/1i2FoNc )。

重要なのは、その発見場所だ。

これまでマレーシア政府が同機墜落地点と発表しているインド洋ではなく、同機が離陸した地点から1000マイルしか離れていない南シナ海のベトナム沖だった。こうしたことからエイカース氏は自身のホームページで、「マレーシア航空機は、整備の不備が原因で爆発し、南シナ海に沈んだ」と主張。さまざまな情報を基に、以下のようなシミュレーションを紹介している。

  • 米連邦航空局は事故よりも前に、370便と同種の航空機には「底部に重要な欠陥が見つかり、適切にチェックして修復しなければ、高度35000フィート時点で惨事に陥るリスクがある」と警告していた。370便はそのメンテナンスが行われなかった。

  • 飛行中、370便の貨物室前方の左舷底部が外れ、その時に、飛行位置を知らせる「自動応答装置」と、燃料を送るケーブルが切断された。「自動応答装置」を何者かが故意に切ったとも言われるが、これは飛行機の貨物室に入らないと切れない。

  • その後、切れたケーブルから出た燃料が、エンジンに流入。同機は左翼から吹き飛んだ。40人以上の漁民や石油掘削作業員が、同場所、同時刻で火の玉になって墜落する飛行機を目撃している。その場所は、エイカース氏が最初に破片のようなものを見つけた場所に近い。

実際に、同機の保守点検の記録は、遺族などの要求にも関わらず公開されていない。

もし、整備不良などの人為的ミスで墜落していたとすれば、マレーシア航空はおろか、その主な出資元である政府が責任を問われ、政権が引っくり返る可能性もある。また、同機を製造していた米ボーイング社も責任を免れず、大きなダメージを受けるだろう。エイカース氏は「政府や複数の国家や組織ぐるみで、事件を隠蔽しようとしている」と主張する。

エイカース氏の発見した漂流物が、370便のものであるか否か。いまのところ、その真偽は定かではない。しかし、マレーシア政府の情報公開の不十分さなどから、有力と言われている同機の「インド洋墜落説」は不自然である、という指摘も出ている。

事件の真相については、大川隆法・幸福の科学総裁が事故発生から、わずか5日後の3月13日、エドガー・ケイシー霊指導で行ったリーディングの内容を参照されたい(下記関連記事参照)。リーディングでは、同機の左翼が折れ、きりもみ状態で落下していく様子が描写されている。

こうした真実を理解した上で、問題の真相解明が早期になされることを望みたい。(光)

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