イラクやシリアで勢力を拡大しているイスラム過激派「イスラム国」に対して、オバマ米政権が掃討作戦を本格化させている。14、15日の両日、米軍はバグダッドの南西部で、「イスラム国」の戦闘員に対する空爆を実施した。

アメリカはこれまで、「自国民保護」を理由にイラク領内での空爆を行ってきた。しかしオバマ大統領がこのほど、イスラム国を「弱体化させ、最終的に破壊する」と宣言したことで、アメリカは「イスラム国」の掃討を目指した作戦へと舵を切っている。今回の空爆は、その第1弾にあたる。