チベット仏教の宗教的・政治的な最高指導者であるダライ・ラマ14世が、ドイツ紙のインタビューで、自身の後継者問題を前提として「チベット仏教の転生制度を廃止すべきだ」と明言した。これに対し、中国共産党政府は「中央政府と信者は絶対に認めない」と反発。唯物論の中国共産党が、転生輪廻を前提とする転生制度を続けようと主張する、皮肉な事態となっている。