マクドナルドなどに製品を供給していた、中国の加工食品会社・上海福喜食品が使用期限切れの鶏肉を扱っていた問題が7月に発覚して以降、中国では、食の安全性に対する目が厳しくなっている。値段が高くても、信頼できる海外の製品を求める傾向が強く、外国の食品メーカーが相次いで中国に進出している。日経新聞がこのほど報じた。

記事によれば、米投資会社コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)は、中国最大の養鶏・鶏肉加工業者の福建聖農発展に4億ドルを出資。中国市場でのシェア拡大を目指す。

また、ニュージーランドの乳業会社フォンテラは、中国の民営乳業大手の貝因美集団との資本提携を発表。オーストラリアで粉ミルクを製造する合弁会社を設立し、高品質の粉ミルクを中国市場に供給する予定という。

中でも粉ミルクは、子供の健康に関するものであり、一人っ子政策が広がる中国では関心が高い。