2015年度予算に関する各省庁の概算要求が29日、出揃った。要求総額は101兆7000億円を超え、昨年の99兆2500億円を大きく上回り、100兆円の大台を超えた。30日付各紙が報じている。

高齢化に伴い、社会保障費は前年度比で3%増の31兆6688億円となった。国債費は11%増の25兆8238億円。防衛費は3.5%増で5兆545億円になった。10%への消費増税が確定していないため、予算の上限が定められていないことも、要求が膨らんだ原因の一つという。予算案を決める年末に向けて、財務省は要求を削っていく。