2014年10月号記事

著者インタビュー

木村 智重

『実戦英語仕事学』著者 幸福の科学学園理事長

木村 智重

(きむら・ともしげ)1958年大阪府生まれ。京都大学法学部卒。1985年、米エール大学経営大学院修了(MBA)。東洋信託銀行(現三菱UFJ信託銀行)ニューヨーク支店などに勤務。1994年、幸福の科学に奉職。世界伝道講師、国際本部長、理事長などを経て、幸福の科学学園理事長(現職)。

世界に羽ばたく人材を育てたい

エール大学でMBAを取得し、ニューヨークで国際金融のプロフェッショナルとして活躍した経歴を持つ木村智重氏。海外100カ国以上に信者を持つ幸福の科学きっての国際派だ。その豊富な経験を元に上梓した著書『実戦英語仕事学』の内容を踏まえ、世界を舞台に戦うための秘訣を聞いた。

―― 英語に苦手意識を持つ人たちにアドバイスをお願いします。

木村: 英語ができたら、いろんな国、民族の人たちと交流できます。これはこたえられない楽しみですよ。日本人の常識では思いもよらない考え方や風習に触れるのは、非常にエキサイティングな経験です。
飛行機で世界中どこにでも行ける時代に、狭い日本の中に閉じこもっているなんて考えられません。1ドル360円だった時代ならともかく、今なら円高で安く海外に行けます。円高というのは、「日本人よ、世界に羽ばたけ!」という神の啓示ではないかと思うほどです。
「英語力がついたら」などと考えずに、まずは海外に飛び出すことです。"必要"が生じれば英語力は高まります。ですから、海外に出て、やりたいことや面白いと思うことを発見したらいいんですよ。

―― 『具体的な英語の勉強法として、著書には「文法や発音は正確に」や「完全主義を捨てよ」など、一見矛盾する記述もありますが、どう整理すればいいのでしょうか。

木村: 英語力の発展段階によりますね。プロとして英語でメシを食うということであれば、当然、発音も文法もしっかり勉強しなければなりません。プロのビジネスマン、プロの伝道師であれば、甘えは許されません。
一方、ちょっと海外を見てみたいというレベルの人であれば、とにかく行ってみることでしょう。
ただ、プロでも「失敗を恐れる」メンタリティには要注意です。実戦で完璧というのはあり得ませんから、勇気をもって実行することです。勉強する時は完璧を目指す。しかし、いざ実戦となったら完全主義を捨てる。これがコツです。
英語の具体的な勉強法については、本書でも詳しく触れたので、ぜひ参考にしてください。