映画「ナイト・ミュージアム」シリーズなどで有名な、アメリカ人俳優のロビン・ウィリアムズ氏が11日、自宅で亡くなった。自殺の可能性が高いと言われており、この事件をめぐってアメリカでは自殺についての意見が割れている。ソルトレークトリビューン紙(12日付)は、宗教を信じる人々の間で自殺が絶対悪だという見方が緩和されていると報じている。
同紙によると、聖職者は宗教的信条に基づいて、依然として自殺に固く反対しているが、一方で、うつやドラッグが原因の精神的な苦しみなどで自殺する人は増えているという。その背景には、科学技術の発達で人間を長生きさせることできるようになったことで、死を選ぶ権利に関する議論が盛んになり、自殺が罪である本質的な理由がはっきりと見えなくなったことがあるという。
人間は何のために生きるのか、死とは何かについて、宗教が明確に示せていない状況であることが伺える。
幸福の科学では、「人間の本質は魂であり、この世とあの世を転生輪廻する中で、魂修行をしている」と説かれている。この世の苦難・困難は自分の魂を磨く砥石として存在しており、それらを避けることは必ずしもその人にとって良いことではない。自殺は、「魂修行という尊い機会を自ら断つ」という意味で罪だ。
また大川隆法・幸福の科学総裁は、著書『地獄の方程式』の中で、自殺に関してこう述べている。
「自殺は、本人の自由意志だとは必ずしも言えないのです。心に隙があるとき、あるいは、自殺した人と同じような心になっているときに、そういう霊に取り憑かれて、自分も自殺することがあるのです」
つまり、本人の心の傾向性が悪霊を引き寄せ、自殺の原因になっているのだ。それを防ぐためには、宗教修行を積み、日々心をコントロールして、自殺者の霊にとりつかれないような心を保っていくことが大事だ。
自殺の是非に答えるためには、宗教はもう一段深い霊的知識を持たなければならない。宗教にも「イノベーション」が必要だろう。(冨)
【関連サイト】
自殺防止サイト あなたに贈る真理の言葉
【関連書籍】
幸福の科学出版 『生命の法』 大川隆法著
http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=127
幸福の科学出版 『地獄の方程式』 大川隆法著
http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=968