日本の医療は、患者を薬漬けにしたり、病院に依存させてしまったりといった問題を抱えている。平均入院日数は先進国では最長で、「常連」の患者の溜まり場のようになっている病院もある。

そんな中、「病院がない方が死亡率は下がる」という、驚くべき指摘をする医者がいる。北海道・夕張市立診療所の前院長で、南ヘルスリサーチラボ代表の森田洋之氏だ。同氏が5月に「TED×Kagoshima2014」というイベントで語った内容を、ネットメディア「logmi」がこのほど紹介し、話題になっている(以下、森田氏の発言部分の引用は、同サイトの記事から)。