サッカーワールドカップ(W杯)ブラジル大会で、開催国のブラジル代表が、8日(現地時間)に行われた準決勝で、ドイツ代表に1対7のスコアで歴史的な大敗を喫した。勝利したドイツは、2002年の日韓W杯の決勝戦で、ブラジルに敗れた雪辱を果たした。決勝では、9日(現地時間)に行われるオランダ・アルゼンチン戦の勝者と当たることになる。

今回のW杯で、準決勝に進出したドイツ、ブラジル、オランダ、アルゼンチンの4カ国は、いずれもサッカー強国だが、もう一つ共通しているのは、キリスト教大国であること。実は、過去のW杯優勝国は、すべてキリスト教が多数を占める国だ。

当然、選手の間でも、イエス・キリストを信ずる選手が多い。オランダ代表のヴェスレイ・スナイデル(MF)や、ブラジル代表のダビド・ルイス(DF)、イングランド代表のウェイン・ルーニー(FW)などの世界的な選手も、みなキリスト教徒だ。W杯予選で2得点のゴールを挙げ、チームのベスト16位入りに貢献したアメリカ代表のクリント・デンプシー(FW)も、カトリック教徒として知られている。