「経営書を読めば、経営ができるのか」という疑問を持つ人は多いだろう。

経営学の教科書には、様々な概念や成功事例が紹介されている。よく体系化され、説得力もあるので、学びがいはある。ただ、「その知識で成功できるなら、誰でも成功しているよ」とも考えてしまう。実際、日本の企業の7割は赤字。経営学の効果は未知数だ。

そうかといって、成功した経営者が自伝的に書いた経営本を読んでも、人によって内容はバラバラ。食い違っていることさえある。

「経営はそれほど甘くはないのか」と感じつつも、何を学び、何を指針とするべきか、結局分からない。

そんな疑問を持つ人たちの「羅針盤」となるような書籍が、8日から全国の書店で発売される。それが、『「実践経営学」入門 「創業」の心得と「守成」の帝王学』(大川隆法著)だ。

本書は、上に述べたような経営学の"盲点"に関する分析から始まる。経営学は「畳の上の水泳訓練」と同じで、実際に経営者の立場に立たなければ、わかったとは言えないという。確かに、経営がスポーツのようなものだとすれば、実際に身体を動かして学ばなければ腕は上がらない。

その前提で、実際に事業を回し、大きくしていく際に必要な「心構え」や「注意点」が具体的に指南されていく。

まず、事業の発展段階に応じて経営学を使い分けることが必要だという。本書では、「創業」と「守成」それぞれに必要な能力が、具体的に示される。

また、経営者がどんなに画期的なビジネスモデルを描いても、現実に頭を悩ますのは、「資金調達」と「人事」だろう。本書では、"誤った考え方"で大損害を被る、ヒヤッとする失敗例も紹介されている。さらに、誰もがぶつかる、売り上げの「一億の壁」「十億の壁」を突破するヒントも述べられる。

本書で特徴的なのは、「成功した経営者が持っている『運』や『勘』は、努力で得ることはできるのか」という疑問にも答えていることだ。宗教家が「幸福論」の応用として「経営学」を語るのも納得できる。

「幸福の科学」という戦後最大級の組織を、ゼロから創り上げた大川隆法総裁。その膨大な経験と、深い人間洞察に基づいて書かれた本書のエッセンスは、2015年春に開学予定の幸福の科学大学(仮称・設置認可申請中)でも学ばれる予定だ。

易しい言葉で書かれているので、誰でも一気に読めるだろう。しかし、ビジネスマンや経営者を目指す人にとって「本当は知りたい経営学」だとすれば、非常に濃い内容だと言えるだろう。

【関連書籍】

幸福の科学出版 『「実践経営学」入門 「創業」の心得と「守成」の帝王学』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1189

幸福の科学出版 『経営の創造 新規事業を立ち上げるための要諦』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1158

幸福の科学出版 『「経営成功学」とは何か 百戦百勝の新しい経済学』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1038

幸福の科学出版 『忍耐の時代の経営戦略』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1142