昨年の7月8日、原発の安全性に関する新規制基準が施行され、停止された原発の安全審査が開始された。それから早くも1年が経過しようとしている。

電力各社からは現在、12原発19基の安全審査の申請がなされている。当初は、半年ほどで安全審査が終了すると目されていたが、未だに再稼働された原発はない。優先的に安全審査が進められている鹿児島・川内原発でさえ、再稼働は今年の秋以降になる見通しだ。