STAP細胞の論文に対する疑義が続くなか、理化学研究所は4日、小保方氏が論文撤回に同意したと発表した。理研は米ハーバード大学のチャールズ・バカンティ教授とも撤回についての協議を続けている。日本のマスコミは、撤回が決まったかのように報道しているが、最終的には、論文を掲載したネイチャーが撤回を認めるかどうかの判断にかかっている。

小保方氏の代理人をつとめる三木秀夫弁護士によれば、撤回同意後、小保方氏本人は「何のために今まで頑張ってきたんだろうか」と話す一方で、「論文がどうなろうとSTAP細胞はあります」と話しているという。三木氏は報道陣の取材に対し、「同意せざるを得ない状況に追い込まれたのではないか」とコメントした。

これまで小保方氏は、「論文撤回は論文の結果を白紙にすること」として撤回には同意していなかった。なぜ小保方氏が同意へと転じたのか、その背景は明らかになっていない。同意が小保方氏の本意でなければ、極めて残念なことだ。

ただ、小保方氏の同意を得ただけでは、まだ撤回が決まったわけではない。今後の続報を待ちたいが、STAP細胞の論文は、「STAP細胞ができた」という現象の報告であり、誰でも再現できる条件が記述されていなくても科学論文として成立する。このままでは、今までの常識を覆すようなチャレンジングな研究を行う科学者が、日本から流出することを促しかねない。(晴)

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幸福の科学出版 『「嫉妬・老害・ノーベル賞の三角関数」守護霊を認めない理研・野依良治理事長の守護霊による、STAP細胞潰し霊言』 大川隆法著

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