大手電力10社はこのほど、5月の電気料金を発表した。平均的な家庭の月額電気料金が、4月に比べて322~430円値上がりする。全社ともこれまでの最高額となっている。東京電力では、電気料金が430円値上がりして月額8541円となり、初めて8500円台を超える。

さらに中部電力と北海道電力が値上げを予定しており、値上がりの流れは止まる見込みがない。生活に不可欠な電気料金の値上げは、国民からすれば増税のようなものであり、家庭にとっても企業にとっても大打撃だ。

この電気料金の値上げは、電力会社の厳しい経営状況が背景にある。