アメリカの子供の68人に1人が自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群や広汎性発達障害などを含む広義の自閉症、以下ASD)を持っているとの調査結果を、米疾病対策センターが発表した。前回2012年の調査では88人に1人だったことから、増加傾向にあると分析されている。

この調査では、ASDと診断された子供の半分近くが、平均と同じかそれ以上の知能指数を持っていたことが分かった。10年前はその割合は3分の1だったことから、高い知能を持つASDの子供の割合も増えているという。

自閉症と言うと、「他者とのコミュニケーションに障害を持つ人々」と捉えられがちだ。しかし、そのすべてが本当に障害なのだろうか。