ウクライナ南部のクリミアをめぐる報道が連日、続いている。新聞やテレビのニュースで、「ウクライナ」「クリミア」「ロシア」「プーチン」という言葉を聞かない日はない。

ロシア系住民が多数を占めるクリミア自治共和国は、住民投票を経て、21日、ロシアへの編入手続きが完了した。だがそのプロセスで、クリミアのセバストポリに軍港を置くロシアが軍事介入し、これに米欧諸国が反発。対立の構図が、「アメリカを中心とした西側諸国vs.ソ連を中心とした東側諸国」という先の冷戦と似ていることから、国内外のマスコミは、「新たな冷戦か」と報じている。

5日付日経新聞のコラム「春秋」も、米ソ冷戦時代に、ヨーロッパの緊張状態を「鉄のカーテンが降ろされた」と評した、イギリスのチャーチル元首相に触れ、こう書いた。「新たな冷戦か――。ロシアがウクライナに軍事介入して以来、欧米メディアではこんな言葉が飛び交う。(中略)優れた文筆家でノーベル文学賞も受賞したチャーチルなら、今の世界をどう形容するか。聞いてみたい」

だがこれは、日経新聞のみならず、世界中のマスコミや政治家が聞きたいことだろう。

すると、その翌日の6日、大川隆法・幸福の科学グループ創始者兼総裁が、「『聞いてみたい』というので、聞かせてあげようと思います」と、チャーチルの霊言を行った。その内容が収録された書籍『「忍耐の時代」の外交戦略 チャーチルの霊言』が24日から、全国の書店で発刊される。

霊言に登場したチャーチルの霊は、これを「ウクライナが、経済問題でどっちを選ぶかという問題」と喝破し、「新たな冷戦というのは考え違い」と指摘。さらに、この問題を機に、日本、ロシア、アメリカなどの関係が変化し、「まもなく日本にとっていいことが起こる」と話した。

ほかにも、プーチン大統領が何を目指しているのかを明らかにしたり、中国、韓国、北朝鮮問題を抱える日本への指針を示すなど、極めて大局的な視点から国際政治・外交を語った。

目先のことにとらわれがちな現代の政治家やマスコミは、尻尾を巻いて逃げ出したくなるかもしれないが、あの世に還ったチャーチル元首相の「世界の見取り図」を目にすることで、さまざまな国際問題の本質を理解することができるだろう。

【関連書籍】

幸福の科学出版 『「忍耐の時代」の外交戦略 チャーチルの霊言』 大川隆法著

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アマゾン 同書紹介ページ

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