安倍晋三首相夫人・安倍昭恵、通称"アッキー"――その自由奔放な言動は、しばしばマスコミの話題となってきた。
夫が原発を輸出、再稼働して日本を成長させようとする一方で、昭恵夫人は「脱原発」を表明。自らを"家庭内野党"と称し、「妻には妻の意見がある」と首相に直言する姿には、安倍首相の原発政策に反対する人たちから拍手が送られた。
また、夫が中・韓両首脳の反日攻勢に見舞われている一方で、昭恵夫人は、中・韓の交流イベントやパーティーに赴いては、隣国との友好の大切さをPRしている。「親中・親韓」を印象付けた首相夫人の行動は、大きな波紋を呼んだ。
昭恵夫人の奔放さは、「安倍政権の爆弾」「不安の種」などと揶揄されてきた。しかし、この自由奔放さの奥にある「ファースト・レディの老獪な献身」を見抜いていたのだろうか。
2月22日、大川隆法総裁により、安倍昭恵首相夫人の守護霊が招聘され、その本心が明らかにされた。結論を言うと、昭恵夫人の奔放な振る舞いに、メディアは完全に攪乱されていた。かつての「小泉劇場」ならぬ、「安倍家庭内劇場」と言っていいだろう。
様々なインタビューの中で、昭恵夫人は「首相を助けるつもりはない」と断言していたのだが、その本心には、マスコミの関心や国民への印象を敏感に察知し、夫への批判を和らげようとする「献身的な妻の気遣い」があったのだ。とまれ、霊言の中では、ファースト・レディとしての圧巻の振る舞いが、包み隠さず、明らかにされている。
26日に公開された昭恵夫人の霊言(現在、幸福の科学の精舎、支部、拠点で拝聴できる)の影響を受けたのか、早くもマスコミの論調が変わりつつある。
「週刊ポスト」3月14日号(3日発売)では、「『家庭内野党』演出説を追う」という見出しで、ファースト・レディの振る舞いが分析されている。同誌は、「夫婦不一致」を装い、安倍政権の「爆弾」と思わせることで、逆に、安倍首相の人気を下支えしている、と指摘する。最後には、「彼女の発言に過敏に反応するのもそろそろ自重したほうがいいのでは」と苦言を呈した。
昭恵夫人の言動に翻弄されていた人は、大川総裁の霊言を通して、やっと安倍政権のメディア戦略を垣間見ることができたのかもしれない。「自重しよう」などと言わず、安倍政権の"マスコミ対策"に、これからも注目していこうではないか。(英)
【関連記事】
2013年6月9日付本欄 【あれこれ考】 ファースト・レディの役割についてあれこれ考える