マスコミが報じない「真実」を伝える、幸福の科学のネット・オピニオン番組「THE FACT(ザ・ファクト)」第8回が、2月28日(金)20時から公開されている。映像は約10分間で、番組のYou Tubeチャンネル( http://www.youtube.com/user/theFACTtvChannel )で観られる。
第8回放送では、「『この世の地獄!?』これが北朝鮮強制収容所の実態だ」とのテーマで、収容所から奇跡的に逃れた脱北者に、北朝鮮政府が決して情報を出さない収容所内部の実態を語ってもらった。
一人目の出演は、政治犯強制収容所の中でも最厳重警備の「第14号管理所」から脱出し、現在韓国で人権活動を行っている申東赫(シン・ドンヒョク)氏。実は、申氏は政治犯の両親のもとで、強制収容所で生まれた。物心ついた頃から過酷な強制労働・残虐な虐待の日々を過ごした。母と兄は目の前で公開処刑されたという。脱北後は北朝鮮の惨状を訴える講演などを続け、3月にも国連人権理事会で証言する予定だ。
申氏は3月から全国順次公開されるドキュメンタリー映画「北朝鮮強制収容所に生まれて」にも出演し、映画のプロモーションで来日した際には、幸福実現党の釈量子党首と対談した。対談内容は本紙に掲載されている( http://the-liberty.com/article.php?item_id=7405 )。
◆この世の地獄!? これが北朝鮮強制収容所の実態だ!
https://www.youtube.com/watch?v=VMWJtBi6FPU
もう一人の出演者は、安明哲(アン・ミョンチョル)氏。安氏は北朝鮮の兵士として、収容された政治犯たちを警備する立場だった。しかし次第に収容所や北朝鮮の状況に疑問を感じ、亡命を決意する。現在は韓国を拠点に人権活動を行い、アメリカ議会で証言するなどしている。番組内では、同氏が収容所の様子を書いたイラストも紹介される。
2人の口から明かされる悲惨な強制収容所の実態、そして同胞たちを助けてほしいという国際社会への訴えに、日本人も目を背けてはいけない。
国連調査委員会が2月17日、北朝鮮の人権弾圧に関する最終報告書を発表し、「これほどの人権侵害がまかり通っている国は、現代では類を見ない」と北朝鮮を断罪した。報告書では、「安保理は北朝鮮の状況を国際刑事裁判所に付託するべき」「人道に対する罪で最も大きな責任があるとみられる人々に対して、制裁を実施すべき」との勧告もなされている。
しかし、国連安全保障理事会の常任理事国に中国がいることから、制裁は難しいと言われている。こうした中、北朝鮮が一日でも早く自由化・民主化されるためにどうすればよいか、政治家・国民に関わらず、一人ひとりが真剣に考えるべきテーマだろう。(光)
【関連サイト】
「THE FACT」YouTubeチャンネル
http://www.youtube.com/user/theFACTtvChannel
映画「北朝鮮強制収容所に生まれて」公式サイト
http://www.u-picc.com/umarete/
【関連記事】
2014年4月号記事 「北朝鮮強制収容所に生まれて」に出演の脱北者 申東赫氏スペシャル対談 - 釈量子の志士奮迅 [拡大版]
http://the-liberty.com/article.php?item_id=7405
2014年2月18日付本欄 国連調査委が北朝鮮の人権弾圧を調査 中国の人権弾圧も明らかにせよ