スウェーデンで「子供のしつけが足りない」と、同国の精神医学者デビッド・エーベルハルド博士が批判し、話題になっている。ウォール・ストリート・ジャーナル日本版が、このほど紹介した。

スウェーデンは1979年に世界で初めて、尻叩きなどの体罰を違法とした。子供は、幼いころから「意思決定者」として扱われ、尊重される。 記事の中でエーベルハルド博士は、次のように指摘する。

たとえば、授業中にメールをしている子供の携帯電話を、教師が取り上げると、「子供の権利を侵害された」という親の抗議を受ける。そのため、電話を取り上げる代わりに、長い時間をかけて説得することになり、教師は教室をコントロールしにくくなる。そうして大人が子供の機嫌を伺いすぎるため、子供は大きくなるにつれて、「大人の生活をする準備ができていない」と不安やうつ状態になる恐れがある。

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