韓国の朴槿恵大統領は6日、年頭の記者会見で、日本の河野・村山談話に言及して安倍政権を批判した。7日付各紙が報じている。

会見で朴大統領は、日本を「重要な国」と位置付けたものの、日韓関係は正しい歴史認識に基づいて構築すべきだとの立場を強調。「村山談話、河野談話が日本の確固とした公式の立場だと信じてきた」として、両談話の見直しを内心望んでいる安倍晋三首相を暗に批判した。

大統領府関係者によると、朴大統領が公の場で河野・村山談話に具体的に言及したのは、大統領就任後初めてとのこと。両談話に基づく歴史認識の踏襲を日本に強く求めているようだ。

従軍慰安婦問題で日本の責任を問い続けてきた朴大統領が、河野談話に言及したことは、従軍慰安婦の根拠が河野・村山談話にあると韓国が認識していることを示している。つまり、従軍慰安婦問題を根本的に解決するには、河野・村山談話の見直し・撤回が必要になる。これをいち早く見抜いていたのが、幸福実現党だ。

日本政府は1993年の河野談話で、戦時中に日本軍・官憲が慰安婦の「強制連行」に関わったと実質的に認め、謝罪したが、実際には、軍・官憲による「強制連行」を示す証拠は、日本政府の調査で一切見つかっていない。当時「慰安婦」と呼ばれる職業の人はいたが、慰安婦募集や斡旋は民間業者が行った。悪質業者が軍とつながりがあると嘘をつき、女性を集める事例などはあったが、当局はこうした業者を取り締まるよう通達も出している。

大川隆法・幸福実現党総裁は、「従軍慰安婦はなかった」ことを訴えてきた。2012年10月にエドガー・ケイシー霊を招霊して第二次世界大戦当時の朝鮮半島を霊視したところ、従軍慰安婦に軍の関与はなかったことが分かり、2013年6月には元慰安婦の韓国人女性2人の守護霊の霊言を収録し、これまでの証言がウソだったことを暴いた。さらに、7月には河野洋平氏の守護霊を呼び、河野談話は確たる証拠がないまま発表されたことが明らかになった。

8月には、大川総裁は「大川談話―私案―(安倍総理参考)」を発表し、日本政府に代わって、河野・村山談話を「遡って無効」と宣言している。

これを受け幸福実現党は、日本の誇りを取り戻すため、従軍慰安婦問題の根本解決を目指し、政府に対して「河野談話」の白紙撤回を求める署名活動を実施している。

諸外国に日本の立場を示し、中国や韓国と「普通の関係」を築いていくためにも、正しい歴史認識を広めることは急務と言えるだろう。(飯)

幸福実現党の「『河野談話』の白紙撤回を求める署名」の用紙は下記のサイトからダウンロード可能。2月15日に幸福実現党本部必着。

【関連サイト】

「『河野談話』の白紙撤回を求める署名」 ご協力のお願い

http://info.hr-party.jp/2013/2524/

【関連書籍】

幸福の科学出版 『「河野談話」「村山談話」を斬る!』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=992

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