本年1年間に出版され、「ザ・リバティ」本誌のBook Reviewで紹介した書籍を中心に、本欄の担当者が独自の判断で選ぶ2013年ベストテン書籍をご紹介する。
(2012年3月号~2013年2月号掲載分および同期間内の未掲載作品より)
- 1位 『わたしはマララ』マララ・ユスフザイ著 学研パブリッシング
- 2位 『プルーフ・オブ・ヘブン』エベン・アレグザンダー著 早川書房
- 3位 『日中新冷戦構造』石平著 イースト新書
- 4位 『なぜ「反日韓国に未来はない」のか』呉善花著 小学館新書
- 5位 『アメリカが日本に「昭和憲法」を与えた真相』日高義樹著 PHP研究所
- 6位 『新幹線とナショナリズム』藤井聡著 朝日新書
- 7位 『学校では絶対に教えない植民地の真実』黄文雄著 ビジネス社
- 8位 『俺のイタリアン俺のフレンチ』坂本孝著 商業界
- 9位 『長く働く人は病気にならない』船木威徳著 ディスカバー・トゥエンティワン
- 10位 『継続する心』山本昌著 青志社
今年は、日韓・日中関係がますます混迷し、「河野談話・村山談話」に象徴される歴史認識の問題が紛糾した。その意味で、3位、4位、5位、7位は日中韓の真実の歴史や国民性を知る上で、ぜひとも押さえておきたい内容だ。特に日本の自虐史観を払拭することは、来年以降も続いていくテーマだろう。
6位の『新幹線とナショナリズム』は、アベノミクスでもう一つはっきりしない「成長戦略」に対する提言とも言える。移動時間の短縮が、経済をどれだけ飛躍的に発展させてきたかがよく分かる一冊で、リニア新幹線の開通が待ち遠しくなるだろう。
8位、9位、10位は、ビジネス書と自己啓発書をランクインさせた。消費増税が決まり、景気の雲行きも危うくなりそうな今、頼りになるのは、「コツコツと努力を続ける姿勢」や、「自分の意志で仕事に向かう前向きさ」、「異質なものを組み合わせる発想力」などだ。これらの書籍は、どれも参考になるものだろう。
そして、1位と2位に選んだ書籍は、読む人に「本当の自由とは何か」を考えさせてくれるという意味でランクインした。「イスラム圏にはなぜ、テロや紛争が絶えないのか」「人間は死んだらどうなるのか」というテーマは、忙しい毎日の中で見失いがちな自由の価値を教えてくれるだろう。読書をすることが、人生に豊かさを与えてくれることを願って、2014年も膨大な新刊の中から、これぞという良書を見つけ出していきたい。(雅)
【番外】
なお、幸福の科学出版でも、時事評論として『反日日本人は修学旅行でつくられる』(森虎雄著)、『加瀬英明のイスラム・ノート』(加瀬英明著)、『尖閣・沖縄が日本の領土である動かぬ証拠』(沖縄・九州防衛プロジェクト編)、『幸福実現党かく戦えり』(幸福の科学第五編集局編)、ビジネス・自己啓発系で『逆境をはねかえす、不屈の生き方』(守屋洋監修/HSエディターズ・グループ)、『機嫌のいい子に育つ ママの口ぐせ』(上田隆著)、『大富豪の条件』(アンドリュー・カーネギー著)、『大富豪になる方法』(安田善次郎著)といったラインアップを揃えたので、ぜひチェックを。
なお、『大富豪になる方法』は、書評メールマガジン「ビジネスブックマラソン」でも紹介されている。安田善次郎の蓄財術、処世術が語られている本書の内容が、「自己コントロールの方法など、参考になる部分が多く、ひさびさに心が震えました」と絶賛されている。( http://eliesbook.co.jp/review/page/2/ )
(ビジネスブックマラソンは、数々のベストセラーをしかけた元アマゾンのカリスマバイヤーで、現在は著名なビジネス書評家として、幅広いメディアで活躍する土井英司が執筆する書評メールマガジン。)
【関連書籍】
幸福の科学出版 『大川総裁の読書力 -知的自己実現メソッド-』 大川隆法著
http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1027
【関連記事】
Web記事 1300冊を発刊した大川隆法総裁が、自身の知的自己実現論、読書論について語る
http://the-liberty.com/article.php?item_id=6711
2011年11月号記事 読書時間が多い人ほど成功する
http://the-liberty.com/article.php?item_id=2940
幸福の科学出版公式サイト