2014年1月号記事

幸福の科学大学シリーズ 法話レポート

民主主義の中心的な担い手は「考える人」であるべき

「政治哲学の原点」

10月29日 幸福の科学総合本部

一般のマスコミでも簡単には取材できない国家元首やキーパーソンを対象に、霊言による「取材」を実現している大川総裁。ジャーナリスティックに見えながら、そうではない面がある。それは「政治哲学に基づいて判断している」ということだ。

宗教に裏打ちされた政治哲学の真髄が明かされた。

自由はどこに発生するのか

幸福の科学の教えは、全体主義的な思想に抵抗する遺伝子を持っている。それは大川総裁が、 「複数性のなかに自由は発生する」 と考えていることが大きい。

これは大川総裁が時折引用するハンナ・アーレントの思想とも符合する。彼女は、ナチス支配下のドイツで、秘密警察による密告社会と強制収容所というテロル(恐怖政治)などによって、最終的に国民の思想が一元管理されていく時代を経験し、人間の本性は、本来無限の複数性と多様性のもとに豊かに発展すべきものであると洞察した。

社会は、さまざまな才能や考え方、家柄、身体的特徴の人々で構成されている。そうした複数性を前提とすれば、複数の考えを許容する自由を保障しなければ幸福な社会はできない。

民主主義の中心的な担い手「考える人(Thinkable Man)」

その上で大切になってくるのが、何を選び取り、行動するかという各人の選択であり資質である。大川総裁は、民主主義の中心的な担い手になるべき人は 「考える人(Thinkable Man)」 でなければならないと語る。

全体主義に加担した「大衆」は、自ら考えることを放棄した存在だ。これとは対照的に、党派性や長いものに巻かれることを拒否した「考える人」をつくることで、 「自由人」 が生まれる。

今、求められるのは、 「力学的には多数者が圧政を敷きやすい」 政治において、 「考える人を育てられるような宗教が打ち立てられること」 であり、自由人が政治活動を行うことのできる「自由の創設」だ。

中国についても、 「10数億以上の人口のある国が一元管理で思想を統制するのは、相当な抑圧が起きている」 と批判。国民の幸福を求めるなら、複数の価値観を認めるべきだとした。

さまざまな価値観を認めることは混乱を生むものでもあるが、政治哲学の使命とは、 「普遍的なる真理とは何であるかということを常に見抜いて、普遍なるものの影を追い求め続けること」 にあると語った。

ここに紹介したのは法話のごく一部です。詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。

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