東日本大震災で被災した東京電力の福島第一原発で、「汚染水」が問題になっています。これは、「高い濃度の放射線で汚染された水」という意味ですが、汚染水が発生する過程には、大きく分けて2種類あります。

1つ目は、原子炉を冷やすときなど、原発の処理作業に使った際に汚染された水です。2つ目は、その作業中に出てきた汚染された水が、原発の建物の土に染み込み、山側から流れてきた地下水と混ざることによって汚染された水です。これが、一日あたりそれぞれ400トンずつ出続けています。

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