アメリカ・ミズーリ州の牧場でこのほど、雌牛が耳や舌など体の一部を切り取られ、血を抜かれて死体で発見されるという事件が続けて起きた。牧場主のリン・ミッチェル氏は初め、いたずらと考えていたが、3度目の事件が起き、あまりにも奇妙なので警察と獣医に通報した。ミッチェル氏は宇宙人の関与を疑っている。

2011年の初回と、今年7月の2度目の事件では、雌牛は耳と舌を切り取られていたが、3度目の雌牛はこれらに加え、心臓なども切り取られていた。この牛を検死した獣医は、周りにほとんど牛の血がなかったと指摘。ミッチェル氏も警察も、説明のつかない事態に「宇宙人の仕業の可能性を否定できない」と語っている。

こうした、牛などの家畜が体の一部を切り取られ、血を抜かれて殺される事件は「キャトル・ミューティレーション」(家畜惨殺)と呼ばれる。アメリカで1960年代に急増し、宇宙人の仕業ではないかと騒がれた。現場付近でUFOが目撃されるケースもある。

この事件を研究した人の中には、これは自然現象だという人もいる。

1979年、元FBI捜査官のケネス・R・ロンメル氏がこの現象を調査したところ、時間の経過とともに、死亡した家畜は報告されたキャトル・ミューティレーションの牛と同じ状態になることが判明したという。ロンメル氏は、これは野生動物の捕食によるものと結論づけた。

一方で、自然現象では説明がつかないケースもある。

同じくミズーリ州のケイシー・ハミルトン氏は2012年、牛の体調が悪いので隔離して様子を見たところ、牛は1月4日の夜には快方に向かっていたが、翌日の5日、やはり体の一部と血液を失った死体で発見された。その周囲には足跡もタイヤの跡もなかったという。

こうなると、宇宙人が牛をUFOに連れ去って実験に使い、その後現場に戻したという説が、もっともらしく思えてくる。

こうした不思議な事件はあちらこちらで報告され、日本でも1989年に起きている。今回報告された事件も、宇宙人は映画や小説の中にだけいるのではないという、根拠の一つになるだろう。(居)

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