参院選の投票日が迫る20日、同日付の読売新聞に、幸福実現党の全面意見広告が掲載された。「日本よ、『自由の大国』をめざせ。」との見出しで、大川隆法・幸福実現党創立者兼総裁が同党の設立趣旨や、世界のリーダーとしての政治哲学を紹介している。
幸福実現党は、幸福の科学を母体として生まれた宗教政党である。そんな同党が目指す「自由の大国」とは、何なのか。掲載されたメッセージを見てみよう。
まず挙げられているのは、「国民が『誇り』を失った国家は滅亡する」という強いメッセージだ。国民の「誇り」は、実は、「信仰心」を持ち、自らが尊いのは神の子・仏の子であるからだ、と自覚することから生まれるものだとしている。日本が信仰を中心とした国家となることで、国民はほんとうの意味で誇りを持って生きていけるようになるということだ。
(参考動画:幸福実現党の目的 ―「政治革命家大川隆法」より http://youtu.be/Ddf8UfMwUnc )
次に、「政治は『ほんとうのこと』を伝えよ」と、政治家を叱責している。たとえば年金問題については「振り込め詐欺と同じようなことを国家がやっている」と批判。増税を消費税をいくら上げても「焼け石に水」であることなどを指摘している。(参考動画:社会保障について ―「政治革命家 大川隆法」より http://youtu.be/Z0UschogRpY )
さらには、「『平等』よりも、まず『自由』を選べ」として、努力して成果を上げた人が評価されるという、「チャンスの平等」を保障することが国家の責務であるとしている。逆に、結果の平等を優先すると、人々の自由が圧殺されてしまうとして、「格差是正」を訴える政党に対する警鐘を鳴らした。(参考動画:自由と平等 ―「政治革命家 大川隆法」より http://youtu.be/W-MOS2m6hqE )
最後に、世界のリーダーとして「次の時代をデザインする」という決意を述べている。領土問題や拉致問題、歴史認識問題などについて、弱腰にならず、「ほんとうのこと」を主張すべきである。思想の力で中国の自由化・民主化を成し遂げるなど、幸福実現党の活躍で、日本が世界のリーダーとなる未来を目指したい、としている。(参考動画:幸福実現党の将来の活躍イメージ ―「政治革命家 大川隆法」より http://youtu.be/W8Eyy3EURRE )
つまり、幸福実現党の目指す「自由の大国」とは、全体主義国家のように、一部の人々によってコントロールされる国ではなく、信仰に目覚めた国民が、主体的に判断し、日本や世界の未来を変えていくことができる国家ということだ。
これまでの日本の政治では、補助金のバラマキ政治や、国防を他国に頼ることを前提とした政策が目立ってきた。しかし、確固たる政治思想に基づいている幸福実現党であれば、そこから抜け出し、日本を自立させ、世界のリーダーへと政治を変えていくことができるだろう。(晴)
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【動画】幸福実現党の父・大川隆法総裁が語る「幸福実現党は、国民を幸福にする政党」
http://the-liberty.com/article.php?item_id=6302
【参考書籍】
幸福の科学出版 『政治革命家 大川隆法』大川隆法著
http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=982
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