幸福実現党の矢内筆勝党首は、参院選最終日の20日、新宿駅西口で最後の演説を行った。矢内党首は最後の訴えでも、これまで一貫して訴え続けてきた「国防強化」や「歴史認識」、「原発再稼働」について熱弁をふるった。

矢内党首はまず、中国や北朝鮮の軍事的脅威、ひいては国防強化の必要性について訴えた。そして、今回の参院選で、これらを正面から語っている党首や候補が幸福実現党以外にはいないと指摘した。

「国民の生命、財産、安全のために命を賭ける、これが政治家の仕事です」

「国防を言わない今の政治家は、自分たちの議席を守るために汲々としている」

また、歴史観について、慰安婦問題や南京大虐殺はねつ造であると断言。これらを認めた「河野談話」「村山談話」を継承することは「日本という国の名誉が毀損され続ける」ということであり、「子供たちが、世界から一生後ろ指を指されなきゃいけないことになる」と訴えた。

矢内党首は「国会に議席を得たら、宮沢談話、河野談話、村山談話を白紙撤回する」と宣言し、集まった聴衆の喝采を浴びた。

矢内党首に続いて、東京選挙区から立候補している釈量子・党女性局長も演説。

「日本を世界のリーダーとする」と宣言し、そのために「消費税増税の中止」や「河野談話、村山談話の撤回」、「生涯現役社会の実現」が必要だと訴えた。

釈候補は、来年の4月に8%になる見込みの消費増税について、「(国会で)決まるのは秋です。止めるのは明日の参院選です」と力強く語った。

また、日本が経済成長の中にあった1997年に消費税を2%分増税してから景気が悪くなり、その後の1年間で企業の倒産が前年度比で17%増加し、自殺者が35%増えたこと、また、税収そのものも減ったことを説明。

「絶対に消費増税を止めてまいります。そして、皆様方の財産を守ります」と訴え、聴衆の拍手と歓声を受けた。

全国各地で正論を訴え続ける幸福実現党。その誠実で真剣な訴えに耳を傾ける人は、確実に増え続けている。(居)

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