防衛省がこのほど、イージス艦を2隻増やし8隻体制に強化する方向で検討していることを発表しました。北朝鮮のミサイルへの対策や、軍拡を続ける中国への対応であることは間違いありません。そこで、テレビや新聞でしばしば登場する「イージス艦」とは、どのような艦船なのでしょうか。
「イージス艦」とは、アメリカ製の「イージス武器システムMk.7」という対空戦闘システムを積んだ艦船の総称です。開発は冷戦の真っただ中に行われ、質より量で攻めてくる東側諸国のミサイルや航空機に対応するためにつくられました。日本では現在「こんごう型護衛艦」4隻(こんごう、きりしま、みょうこう、ちょうかい)、「あたご型護衛艦」2隻(あたご、あしがら)の6隻がイージス艦です。こんごう型は横須賀、呉、舞鶴、佐世保に1隻ずつ、あたご型は佐世保と舞鶴に1隻ずつ配備されています。
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