兵庫の県立高校で先週、女子高生21人が原因不明の過呼吸に陥って失神するなどし、うち18人が救急車で運ばれた件が、ネット上で話題になっている。
兵庫県上郡町の県立上郡高校で19日の昼前、1年生の女子生徒が廊下で泣き叫ぶなどのパニック状態に陥った。生徒は保健室で休んだが、教室に戻った後に再び同じ症状を呈し、付き添っていた2人の女子生徒も過呼吸に陥った。その後、同級生など女子生徒18人も同様の症状を訴え、失神する生徒まで出る集団パニックが起きたため、学校側は119番に通報。警察が到着した時には、1人の生徒が泣き叫ぶ中、十数人の生徒が倒れ込んでいた。
新聞やテレビは、医師らのコメントと共に化学薬品の拡散や熱中症の可能性を挙げている。だが、あるネットニュースが、初めに症状が出た生徒は「霊感が強い」という評判だったと相生署が明かしたと報じたことから、ネット上で「こわい」「オカルトですわ…」などの書き込みが相次いだ。
今回の集団パニックが何らかの「霊」と関係あるか、現段階では確言できないが、同町の住民によれば小郡町には平家の落人にまつわる塚があり、戦国時代に大名としては滅んだ赤松一族の地元だった。こうした古戦場関連の土地に、戦死した武士などの霊が今も迷っており、幽霊として目撃されるケースは各地で少なくない。2007年にはフィリピンの女子高生が「旧日本兵の霊を見た」として、集団パニックが繰り返し起きたという。
古来、神社の巫女を務めるのは少女や未婚の女性であることが示すように、若い女性は一般に霊的な感受性が強い。今回の事件も、霊感の強い少女が古武士などの不成仏霊に憑依され、その影響が伝染した可能性は、宗教的見地からは十分あり得る。
大川隆法・幸福の科学総裁は最新刊『地獄の方程式』で、幽霊とは、この世に対する執着や恨みなどを強く抱いて亡くなったため霊界に還ることができず、「浮遊霊」「不成仏霊」となって地上にとどまっている存在であると説いている。霊による憑依が起きるのは、生きている人間の心が霊の心と同じ波長(思いの性質)になった場合であるという「波長同通の法則」についても説明されている。
幽霊が怖いのも、幽霊に対して無防備なのも、要は正しい知識がないからだ。日本のマスメディアや学校教育は、霊的知識に関して未開状態にある。霊によるトラブルを解決したり防いだりするには、幸福の科学の本に説かれている霊界科学の知識が不可欠だ。(居)
【参考書籍】
幸福の科学出版HP 『地獄の方程式』 大川隆法著
http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=968
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