中国で、大気汚染が原因で亡くなった人が2010年に123万人にもなり、同年の死亡者の15%を占めたことを北京の清華大が米国の医療研究所との研究の結果、明らかにした。4日付毎日新聞が報じた。

中国の大気汚染問題は深刻だ。北京では今年1月、汚染された空気でぜんそくの症状を訴える人が続出し病院がパンクした。大気汚染の原因は主に3つ。自動車の台数が増えて排ガスが増えたこと、ばい煙を出す工場が増えたこと。また、寒気団が滞留したため各家庭で暖を取るための石炭消費量が増えたことだ。排ガス規制を強化したり、石炭の代わりに天然ガスで暖を取るようにすると汚染は改善する。日本でも同様の問題が1970年代におきたが、排ガスのフィルターを開発して現在は解決している。

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