2013年5月号記事
新たなルネッサンスへ 大川隆法・霊言シリーズの衝撃
新連載 第一回
明治維新はなぜ起きたのか? 思想的源流を探る
大川隆法・幸福の科学グループ創始者兼総裁の公開霊言シリーズが、わずか3年ほどで150冊を超えた。それは明治期に導入された西洋の書物が与えた衝撃をはるかに超えるインパクトを現代日本に与えつつある。多くの霊人の貴重な証言を重ねることで、秘せられていた世界の真実が少しずつ明らかになっているからだ。膨大な霊界探訪の記録から、未来の新文明創造へとつながるヒントを探るのが本シリーズの狙いだ。第1回は、日本の明治維新がなぜ起きたのかを霊的真実をもとに考えてみた。
明治維新は誰が起こしたのか? そう問われて、一人だけ名前を挙げるのは難しい。あえて言うなら 吉田松陰 だろう。松陰を境に、その前を思想家の時代、その後を行動家の時代に分けることができるからだ。松陰が登場する前は、欧米列強によるアジアの侵略に警鐘を鳴らす思想家や学者が無数に出た。吉田松陰もその一人である。
しかし、 松陰は学問を修めて警鐘を鳴らすにとどまらず、その思想を行動に転化した。 諸国を歩き、人々に決起を促した。促すだけでなく、自ら黒船に乗り込んで、国を動かし、時代を変えようとした。
その結果、海外渡航の企てにより罪を問われ、やがて処刑されることになる。しかし、その熱血火の如き情熱が、人々を動かしていく。
松下村塾の塾生だった高杉晋作や久坂玄瑞、山県有朋、伊藤博文といった錚々たる維新の志士たちは、その象徴だ。
彼ら吉田松陰の弟子たちは、まるで松陰の魂が乗り移ったかのように、凄まじいまでの情熱と行動力を発揮する。そして藩を動かし、薩摩や土佐の志士にも影響を与え、やがて倒幕のエネルギーとして全国の志士たちを集結させ、明治維新を起こしていったのだ。