防衛省は22日、沖縄県の米軍・普天間飛行場の移設先である、名護市辺野古沿岸の公有水面埋め立て承認申請書を、沖縄県に提出した。辺野古への普天間基地移設問題は、これで一歩前進したが、沖縄県の仲井真弘多知事が移設反対の意思を表明しており、埋め立て承認までは難航が予想される。

辺野古沖を埋め立てて滑走路をつくる計画は2006年に日米で合意したが、「環境が破壊される」などの地元住民の反対でなかなか進んでいない。仲井真知事は、安倍晋三首相と全閣僚の参加した、19日の沖縄政策協議会後の記者会見で、「(辺野古移設は)41市町村が反対している」「(基地は)すでに滑走路のあるところに移した方がいいと申し上げた」などと主張した。

だが、仲井真知事の移設反対論にはほころびが出始めている。

・・・・・・(2ページ目から全文をお読みいただけます)