宗教を拒否している人たちによる国際団体、ザ・インターナショナル・ヒューマニスト・アンド・エシカル・ユニオン(IHEU)から、「無神論者への差別がイスラム圏を中心に激しくなっている」ことを訴える文書が国連の人権理事会に提出された。先月末にロイター通信が伝えて以降、複数の海外メディアがこれに関連した話題を取り上げている。

IHEUには45の国から120の団体が参加しているが、彼らは、無神論者、ヒューマニスト(この言葉には反宗教のニュアンスがある)、無宗教者への厳しい差別が世界中で起きていると告発している。彼らの提出した文書によると、アフガニスタン、イラン、モルジブ、モーリタニア、パキスタン、サウジアラビア、スーダンなどの国では、「無神論者たちは、彼らの信念が原因で死刑になることもありうる」とされている。また、それ以外のいくつかの国でも、法の運用によってたくみに無神論者を有罪にしているという。

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