北朝鮮は12日朝、ミサイル発射実験を強行した。前日には発射時期の延期を発表していたのにもかかわらず、世界をあざむくこのミサイル発射に対し、日本政府は「極めて遺憾」と、相変わらずの「遺憾攻撃」を繰り出した。
北朝鮮の12月1日の事前通告を受け、政府は「破壊措置命令」を自衛隊に通達し、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)をミサイルの飛行コースに近い沖縄県と首都圏の7カ所に配備。3隻のイージス艦も出動し、迎撃態勢を整えていた。
ミサイルの部品などが日本の領土や領海へ落下する際には迎撃するという態勢だが、国防上の脅威と認められる場合、落下地点にかかわらず、直ちにミサイルを迎撃できるのは、自衛権の考え方からして当たり前のことだ。実際に、日本と同様に迎撃態勢を取っていたロシアは、「ロシアの方向に飛来した場合は撃ち落とす」という方針を明確にしていた。
北朝鮮側は、「人工衛星は予定された軌道に進入した」と発表し、北米航空宇宙防衛司令部も、「何らかの物体が軌道に投入されたもようだ」との見解を示した。今回のミサイル発射実験の成功で、北朝鮮は大陸間弾道弾の技術を開発し、すでに保有していると見られる核の小型化に成功すれば、アメリカにも脅威となる。
だが、ここまであからさまに北朝鮮という世界最貧国から脅されていながら、何らの手も打てずにいるなら、日本は中国・北朝鮮に占領され植民地になるしかないだろう。
それに対して有効な手立ては「核武装」しかない。今こそ日本は「防衛のための核武装」に本気で踏み出す時だ。自民党政権に戻っても、過去の弱腰外交を見れば、憲法改正論議まではできても、中国・北朝鮮に対する核武装など議論すらできまい。
幸福実現党のみが、真剣のこの国の未来を見据え、現実の危機を回避するための施策を主張している。日本国民の、「未来への選択」がかかっている。(仁)
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