都知事選への立候補者が大枠で出揃いつつある中、幸福実現党から出馬するトクマ氏(46)が、3連休で賑わう東京・原宿で初の街頭演説を行った。
トクマ氏は、自身が尖閣諸島に上陸した経験を話した上で、「政府というのは、国民の安全と財産と命を守るものです。今の政府は何もしません! 心配です! 僕は我慢ならず、立候補したんです」と訴えた。トクマ氏は既に東京都に寄せられた尖閣購入寄付金15億円で、尖閣の久場島を購入し、魚釣島に船溜まりをつくることを公約として掲げている。
また、「歴史教科書における自虐史観の是正」や「芸術家が公共空間を自由に使えるようにすること」などの政策を訴えた。そして「この政策は、いろいろ仲間と考えて出来上がったものです。この政策には、たくさんの未来の種が入っています。この種を頑張って育てていきたいと思います」と話し、憲法9条改正を訴える「I LOVE ZIPANG」など3曲を熱唱した。
付近では、原宿名物のクレープを食べながら歌に聴き入るカップルや、トクマ氏のチラシを広げてプロフィールや政策に注目する若者グループなどが見られた。通行人は口々に「ミュージシャンが出馬するって、意外だね」「尖閣に上陸した人でしょ、知ってる!」などと話していた。
なお、都知事選への立候補者はほぼ出揃った模様だ。現時点で、他の候補が掲げる主な政策は以下の通り。
- 東京都副知事の猪瀬直樹氏(66):「東京メトロと都営地下鉄の一元化」「五輪招致」
- 元自民党総務会長の笹川尭氏(77):「高齢者が暮らしやすい街づくり」「脱原発の推進」
- 前日弁連会長の宇都宮健児氏(65):「脱原発」「護憲」
- 前神奈川県知事の松沢成文氏(54):「脱原発依存」「新銀行東京の清算」
- 「スマイルセラピー協会」会長のマック赤坂氏(64):「原発反対」「五輪誘致反対」
- 東京維新の会代表の雄上統氏(71):「都民税減税」「五輪誘致反対」
- 元ネパール大使の吉田重信氏(76):「脱原発」「五輪は2024年に韓国と共同開催」
- 発明家の中松義郎氏(84):「世界に輝く強い東京を創る」「五輪誘致」
数多くの候補者の中で、東京都知事になった際、首都・東京を守り、世界一の都市として発展させていくのは誰か。引き続き注目したい。(晴)
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【関連サイト】
トクマ公式サイト