元イギリス国防省UFO調査機関の専門家ニック・ポープ氏が、「イギリスは宇宙人から侵略を受けた時に使用可能な武器の備えはある」と語り、宇宙からの侵略に対する防御は可能との考えを述べている。MSNニュース(英国版)の独占インタビューで語った。

ポープ氏は、イギリス国防省に21年勤め、国防上の問題にかかわるUFOの問題を専門に調査してきた人物。それまで隠蔽されていたUFO関連の機密情報を、初めて公文書として国立公文書館に収め、情報公開をさせた。それ以降、UFOは無視できない問題として政府も認めざるをえなくなった。

ポープ氏はインタビューの中で以下のように語った。

「私たちにはあと10年から15年の間は、ニュースに登場することのないような航空機や小型無人機、その他の試作品がいくつかある」

「未知の存在からの脅威に直面したら(中略)、必ず戦闘に使える高性能な一式を装備できるだろう」

その試作品の一つとして、イギリス国防省とBAEシステムズ社が製造した無人航空機「タラニス」を挙げた。これは一昨年夏に公表されたもので、幅12メートル程度の機体は、アメリカのステルス戦略爆撃機B-2が丸みを帯びたような気体。飛行中のタラニスを目撃したら、UFOとしか見えない代物だ。

ポープ氏はこうした各国の技術を結集すれば、異星人の攻撃を防ぐことができるという見通しを示しているが、楽観的すぎるという批判が早くも上がってはいる。

現在はイギリス国防省を退職し、米カリフォルニアに在住。今は世界中で宇宙人やUFO関係の情報普及活動を行っている。地球に来ている宇宙人の存在については、イギリス政府のUFO情報を集める機関にいた経験から、明確に「ある」と断言。

「彼らは、目撃者によると、あらゆる姿、形、大きさをしている。非常に多くの種類がいる」

「私は宇宙には莫大な数の文明があるのではないかと思っています」

地球に飛来した宇宙人ということで言えば、現在、上映中の映画「神秘の法」は、地球人と宇宙人の共存を一つのテーマにした映画でもある。映画の中では、大規模戦争を起こして滅亡に向かう地球の文明に対して、宇宙人が介入しようとしたり、あるいは逆に地球人と宇宙人が協力して平和な世界をつくり出そうとする姿が描かれている。

どうやって他の宇宙の文明と共存していくかについてふつうに議論されるようになったとき、今は明確に姿を現していない宇宙人たちも、私たちの目の前に現れてくることだろう。(純)

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