26日に誕生した自民党新総裁・安倍晋三氏。27日には幹事長に総裁争いを演じた石破茂氏を指名し、挙党体制を固めた。

27日付各紙は、5年ぶりのカムバックとなった安倍新総裁に対して、それぞれの「お家の事情」を垣間見せる論調を見せている。

■5年前、安倍バッシングの急先鋒となった朝日は、今回はやや自重してか、正面切っての批判は避け、社説で「石原氏が失速、古参議員に嫌われた石破氏に競り勝ち、消去法で勝った」とし、「領土問題で中韓との関係がきしんでいなければ、再登板はなかったかもしれない」と、悔しさをにじませる。

■一方、産経の社説は、「強い日本を構築していくことこそ安倍氏の歴史的使命。党の総力を挙げ、処方箋をまとめてほしい」とエールを送る。

■また読売も社説で、「政権奪還への政策力を高めよ」「保守志向が再登板の追い風に」と、3年前は民主に「政権交代」させておいて、今度は早くも「政権奪還」と打ち上げている。

■笑えるのが東京。一面トップの見出しが「民も自も『タカ派』」だ。野田首相は民主党で最もタカ派であり、安倍氏も自民党で最もタカ派。それが国民の手の届かないところで決まっている、と露骨に批判している。

さて、実は安倍新総裁の所信表明に先立って、26日午後3時から、安倍氏の守護霊が幸福の科学総合本部に招かれ、立木秀学・幸福実現党党首(こちらは本人)と『スピリチュアル党首討論』が行われた。

本webで近日公開する予定だが、特徴的だったのは、安倍氏は前回の教訓を踏まえて、マスコミに揚げ足を取られ攻撃されることを警戒し、非常に慎重に行こうとしていること。そして、安倍氏が一番頼りにしているのは、実は幸福実現党の政策だったということだ。

安倍氏の守護霊はこのように語っている。「幸福実現党の政策の通りにやっています」「日銀によるマネーサプライを増やして、資金をもっと動かして経済を活性化しようという、幸福実現党の政策はそのまま受け入れているし」「経済成長あっての消費増税だということを言って、まず増税ありきではないんだと言っていますので、基本的にあなたがたの政策は正しいと考えていて、実際上の安倍派の考えだと考えています」

野田佳彦首相も、実は幸福実現党の政策を採り入れて、国防・外交の強化、脱原発からの方針転換などをしている。つまり、東京新聞風に見出しを付ければ、「民も自も政策は幸福実現党」となる。

これを裏付けるように、NHK幹部の守護霊、朝日新聞主筆の守護霊の霊言も、大川隆法・幸福の科学グループ創始者兼総裁と幸福実現党の主張を「後追い」していることを明かしている。だが、後追いするなら、きちんと「ソース」を明らかにするのがマスコミのルールのはずだ。

ともあれ、安倍新総裁には、首相に返り咲いた暁には、幸福実現党の政策をきちんと実行し、憲法9条改正と国防強化、経済成長路線をしっかりと敷いていただきたい。そして幸福実現党政権への道筋を付けていただきたいものだ。(仁)

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