UFOの飛行原理とも呼ばれ、ステルス爆撃機にも一部使われているという「反重力装置」は、いまだその原理が解明されておらず、さまざまな研究が行われている。そんな中、幸福の科学学園・那須本校(栃木県那須町)の学園祭「大鷲祭」で8、9の両日、中高生17人で構成する理科部が、ビーフェルド・ブラウン効果を用いた反重力装置の実演に成功した。UFOを高校生が造る時代が来るかもしれない。
実演では、幅6センチのアルミ箔で1辺90センチの三角形を作り電極とし、その上数センチのところに細い銅線を一方の電極として固定した。この電極間に2万から3万ボルトの電圧をかけると機体は宙に浮き、見学者の大歓声があがった。
ビーフェルド・ブラウン効果は、片側の電極をとがった形状にし、電極間に高電圧をかけると負の電極から正の電極に向けた推進力が発生するというものだ。
この効果について一般には、電極間にイオン風が発生しているためという説明がなされているが、それは破綻しているという専門家の指摘もある。もう一つの説としては、電気力を重力に変換して物質を浮かせているという専門家の論文がアメリカなどでいくつも出されている。
1929年にトーマス・タウンゼント・ブラウンが、ポール・アルフレッド・ビーフェルドと共同でこの現象を研究し、「私は重力をどのようにコントロールしたか」という論文を発表した。その後ブラウンが米軍などで研究していた特殊な飛行体に関する報告書は、公にされていない。
この効果の研究を米軍が続け、内部で新しい物理理論を完成させ、その応用としてステルス爆撃機の反重力航行を実用化しているという指摘もある。アメリカの秘密軍事基地「エリア51」で研究されているステルス爆撃機B2(改良型)は一定の高度までは通常の飛行機の原理で飛行し、それ以上はこのビーフェルド・ブラウン効果で飛行するという。
学園祭での実演を監修した小林早賢・幸福の科学副理事長は「これはまさに、今年の2月、学園の皆さんに講義した『UFOの作り方』の中で紹介した『ビーフェルド・ブラウン効果』の再現だ。生前のアダムスキーによれば、アダムスキー型のUFOの飛行原理は、この技術の延長線上にある」とコメントした。
理科部部長の高校2年生、生友大智くんは実演を終えて、「皆さん、口々にすごいと喜んでもらえて、うれしかったです。UFOに興味があって、将来はその原理を解明して造る仕事につきたい」と語った。
UFOに使われるような未来科学技術を生徒が実現してしまう幸福の科学学園。その熱意と努力の一端が垣間見えた。ここからどんな大鷲が誕生するのか、今から楽しみだ。(居)
(追記)
このビーフェルド・ブラウン効果の実験時、確かに風は発生するが、「この実験程度の電圧でイオン化した気体の流れは起きない」ことを証明した科学者は何人もおり、アメリカ・ロシア・日本には、この効果は「反重力現象による」という立場を採っている専門家も多い。少なくとも、この現象については、現代の標準的な物理学ではその原理を全て解明できていないということであり、本誌もその立場をとっている。
【関連サイト】
実験を監修した小林早賢氏のブログ『世界の目を醒ますヘラトリ・トピックス』
http://heratri-topics-jp.blogspot.jp/
幸福の科学学園での実演を収録した動画
http://www.youtube.com/user/MtRikabu
【関連記事】
2012年6月2日付記事 幸福の科学の中学・高校の教育内容は? ―幸福の科学学園 3年目の横顔―
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=4393
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