八ツ場ダムの建設続行を前田武志・国土交通相が表明したが、2年前に「建設中止」を決めた前原誠司・政調会長(当時、国交相)は、いまだに「党としては認めない」などとしつこく食い下がっている。

見苦しいというか、自分の非を認めることを嫌っている前原氏は、民主党の次期リーダーとしての資格がないことがはっきりした。そもそも八ツ場ダムの建設中止を決めたことは致命的な誤りだったことが、今や誰の目にも明らかなのだ。

福島原発事故以来、原発がストップし電力供給がままならず、電気料金も値上げになろうとしている。こうなると7割方完成しているダムを中止し、自然エネルギーでエコでもある水力発電を止め、地元や建設業者にも多大な迷惑をかけた「罪」は万死に値する。

その間違いが明らかになっているというのに、前原氏はいまだ中止に固執し、自分の判断の誤りを認めようとしない。このような政治家が次期首相候補とは、あまりにも情けない。

自身が次期リーダーになると思うなら、まずは頭を丸めて反省し、国民に謝罪せよ。鳩山氏といい菅氏といい、野田首相といい、自らが「国難」を招いているという反省なしには、民主党自体がもはや消えるしかないだろう。(仁)

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2011年3月17日 大川隆法総裁法話「震災復興への道」ポイント速報

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