幸福実現党は23日に役員会を開き、次期衆院選で、大阪11区に立木秀学(ついき・しゅうがく)党首、岩手1区に松島弘典(まつしま・ひろのり)幹事長兼選挙対策委員長を擁立することを決めた。
大阪11区は枚方市と交野市で、現在は民主党の平野博文・元官房長官が選出。また、岩手1区は盛岡市(玉山区を除く)と紫波郡で、現在は民主党の階猛(しな・たけし)氏が選出されている。
立木、松島両氏とも出身地での擁立となったが、いずれの選挙区も4期連続で民主党の公認候補が当選。幸福実現党はこの「民主党の牙城」に党幹部を送り込む形となった。
立木党首は11月5日、東京・日比谷公園で行われた、15団体2100人が集まった「増税が国を滅ぼす!国民集会 ~復興増税が復興を潰す~」に参加。壇上でマイクを握り、「野田政権は、為替介入に12兆円もつぎ込んでいる。そんなお金があるんだったら復興増税をやめて、それを震災復興の財源にすべきだ」などと訴え、その後のデモ行進でもこぶしを突き上げた。
経済政策や国防政策など、さまざまな分野で日本を危機に陥れてきた民主党政権。今回の幸福実現党の決定は、国難打破のための一手と言える。(格)
【関連記事】
2011年11月5日付本欄 都内で増税反対集会・デモに2100人 「国民が苦しい時に増税するな」
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=3220
2011年9月号記事 民主党の“陰のマニフェスト”は幸福実現党の政策か