2011年8月号記事

午堂登紀雄(ごどう・ときお)
1971年、岡山県生まれ。中央大学卒業後、大手流通企業のマーケティング部、世界的なコンサルティングファームであるアーサー・D・リトルを経て、2004年に独立し現職。米国公認会計士。おもな著書は、『33歳で資産3億円をつくった私の方法』(三笠書房)、『お金の流れを呼び寄せる頭のいいお金の使い方』(日本実業出版社)など多数。

1億円貯まる36の習慣
午堂登紀雄著

金儲けの原則は

「相手に喜んでもらうこと」

お金持ちになるにはビジョンを大きく持つことが大事だとよく言われますが、実はいかに稼ぐかよりも、「いかに使うか」のイメージのほうが大事です。

例えば1億円を貯めたいという場合、その1億円の使い道を具体的にイメージできるかどうかです。人それぞれ「お金を使えるキャパシティ」というものがあって、これを超えた額のお金は持てないか、あるいは持てたとしても、いたずらに資産を目減りさせて長続きないのです。

「1億円もらったらどうしますか」と聞くと、たいていの人は「まず住宅ローン返して、残ったお金で旅行して……」という感じですよね。しかし、自分の将来を具体的にイメージし、「なぜ1億円必要なのか」ということを明確に描かなければ、稼ぐ工夫や知恵は出てこないです。

むやみな節約は貧乏への道

お金を貯めるには節約しなければいけないと考えがちですが、お金を稼げない人の特徴は、何でも満遍なくケチる傾向にあります。