2011年7月号記事
原発の事故に伴うリスクや反対論を見てきたが、ここで三つの図(次ページ)をご覧いただきたい。
最初の二つは「今回の福島第一原発事故による放射能の影響は、一般に思われているよりずっと安全で人体にも問題ないレベルである」ことを示すデータ。三つ目は「放射能が体にいい」という驚くべきデータだ。
これらは、風評被害やマスコミ報道被害をくつがえす意味でも、日本のこれからの原子力行政の観点からも、非常に重要な内容である。当然、政府や専門家が今の時期、国民に広く知らせるべきものだが、なぜか分かりやすい形で表に出てこない。
そこで今回、一般公開情報に基づき、本誌編集部と専門家らでつくる原発問題研究会で計算・作成した。