中国政府は4日、インターネットの情報管理を強化するため、「国家インターネット情報弁公室」を新たに設立したと発表した。各紙で報じている。

報道によると、ネット情報の監視や違法サイトの取り締りを行い、国務院新聞弁公室の王晨主任(閣僚級)が新組織のトップを兼任するという。

ネットでの呼びかけに応じる形でエジプトなどの反政府運動が起きたことを受けて、情報統制を一層強化することになった。

中国は近年、その急激な経済成長に注目が集まっているが、その一方で政治体制は共産党の一党独裁が続いており、言論の自由は原則として保障されていない。信教の自由も制限されているが、その実態が伝えられることは少ない。

現段階では、中国が民主化するまでの道のりは遠そうだ。(村)

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