「あれだけ無能呼ばはりをされ、むしろ天災が人災に性格を変えて禍を広げ続ける最大の原因が菅の存在であるとまで罵られ呪詛されながら、(中略)依然として権力の座にしがみついて悪あがきを続けるこの人の感受性と判断力麻痺の異様さ」(旧かなづかいは原文ママ、以下同)
東京大学名誉教授の小堀桂一郎氏(日本思想史)が「正論」6月号で、現在の菅首相をそう痛罵し、こうした人物を育てた要因として戦後教育の欠陥があると論じている。抜粋して内容紹介する(「 」内は引用)。
鳩山前主張や菅首相のような「異星人を政治家として育成してしまった戦後教育の欠陥」(編集部注・異星人に対して失礼かも)とは、普通教育段階における「公」の理念の欠落である。「戦後教育は義務を尊ぶ国民教育を軽視し、権利を有難がる市民教育に重点を傾けてその権利意識の煽動に専念してきた」。
聖徳太子の十七条憲法にある「私に背きて公に向ふは、是(これ)臣の道なり」という思想も、教育界では道徳として説かれる機会を失った。
菅首相らの行動原理は、受けた教育からしても公に向かう道ではありえず、「専らその逆の私利私略である。一朝有事の際に先づ彼等の念頭に浮ぶのが、この難局に当って如何に我身が傷を負ふこと少なくして切り抜けられるかとの保身の術以上のものではないといふ醜態も、その育ちからして当然といふことにならう」
こうした鋭い筆致で小堀氏は、菅首相には「公」に奉仕する心が欠落していると指摘する。実は幸福の科学の公開霊言によれば菅首相の前世は、太平洋戦争のサイパン島で手榴弾で自決した若い日本兵だ。この時の不幸体験で「国家は、国民の命を奪うから嫌いだ」という憎悪の念が魂に刻み込まれ、戦後教育とあいまって菅氏の思想に影響を与えていると思われる。だが、個人的な憎悪の念を国政レベルで展開してはならない。むしろ、苦境にあって「公」のために私利私欲を捨ててこそ前世のカルマが解消され、本人の魂の救いと向上になるはずだ。(司)
参考:『国家社会主義とは何か』第2章(菅直人守護霊の霊示)
http://www.irhpress.co.jp/detail/html/H0278.html
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