読売新聞と英BBC放送の共同調査(27カ国対象)で、57%が日本は世界に良い影響を与えていると評価していることが分かった。8日付読売新聞で報じている。
ドイツ(62%)、英国(58%)に続く評価で、日本はカナダ、EUと並んで3番目。米国(49%)、中国(44%)より上だった。
1年前に行なわれた前回調査でも53%で2番目だったが、国際社会において日本の評価は思う以上に高いことが分かる。世界に対する影響力、経済力、国際貢献度など、日本はもっと自信をもっていい。サブプライムショックに揺れた2008年にIMF(国際通貨基金)に10兆円もの緊急融資を行なっているし、ODA(政府開発援助)も2000年までは世界一、05年までは2位と、長期にわたって援助大国としての地位を保っている(ただし、この数年で5位にまで落ちている)。大手企業は世界各国に進出しているが、その結果、現地で大量の雇用を生み出している。
マスコミは批判精神を是とし、御用新聞や御用テレビ局に見えないようにしたいという意識が働くため、自国について、特に政府の仕事については正当な評価をしない傾向がある。あふれるネガティブ報道の陰に隠れた日本のポジティブな側面に目を向ける必要がある。(村)
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