菅政権が、二酸化炭素(CO2)の排出を減らすための専門資格として「カーボンマネージャー」を創設しようとしている。

カーボンマネージャーには七つの段位があり、最上位の7段名人になると海外で活躍できるという。

2日付の朝日新聞によると、介護や農業でも同様の制度の創設を検討しているというが、官僚の余計な仕事を増やすだけに終わるだろう。本当に必要な資格制度なら、民間でつくり始めるはずであり、政府が余計な手出しをすべきではない。

二酸化炭素の排出の削減については、そもそも二酸化炭素の増加が温暖化の原因とは言い切れず、一つの仮説に過ぎない。むしろ地球は寒冷化に向かっているという説もある。全体が無駄仕事になる可能性が高い。

月内に閣議決定をし、2012年からの導入を目指すというが、このような脇道の仕事をする暇があれば、景気対策や国防強化など、重要で喫緊の課題に優先的に取り組むべきだろう。(村)

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