女子中学生の100人に2人は、専門医の治療や指導が必要な摂食障害になっていると推計されることがわかった。09~10年に厚生労働省が行った初の大規模調査によるもので、予備軍はこの数倍はいると思われる。2日付け産経新聞が報じている。

摂食障害とは過食や拒食、大量に食べては意図的に嘔吐するいわゆる「食べ吐き」などを指す。過食はストレス、拒食は「やせないと愛されない」という強迫観念や太ることへの恐怖、食べ吐きは「やせたいけど食べたい」という葛藤などが原因とされる。

調査は関東と中国地方の計2都市の中学生約8千人を対象に実施。女子に関しては、最近4週間に「過食症につながるむちゃな大食いを8回以上した」が3.5%、「食事を抜いた」が3.6%、「口に手を突っ込むなどして吐いた」が1.4%だった。摂食障害とされた女子は①夜遅くまで起きている②家族との食事は楽しくない③家族から「もうすこしやせたら」と言われる④気持ちを本当に分かってくれる人は誰もいない、などに当てはまる傾向があったという。

幸福の科学が説く心の法則に照らすと、摂食障害は「人から愛されたいのに愛されない」と苦しむ心の表れという面がある。特に拒食症は、体調を崩した段階で、飢餓で亡くなり成仏していない餓鬼霊に取り付かれることもある。本誌がかつて過食症を扱った際の心療内科医は、「振り返ると、自分も親から愛されていた」「不完全な自分だけど、大いなる存在からそのままで愛され、生きることを許されている」などと気付くことが立ち直りのきっかけになると言う。心の問題を解決するには医学だけでなく宗教的知識も欠かせない。(司)

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