京都大学などの入試試験の問題が試験時間中にインターネットの質問サイト「YAHOO!JAPAN知恵袋」に投稿された問題で、実際に会場にいた受験生が自席から情報を外部へ流出させた疑いが強まっている。

投稿は「aicezuki」というハンドルネームで、京大のほか、同志社大学、立教大学、早稲田大学などの入試試験でも行われている。質問したものは主に英語の問題(京大では数学)。

産経新聞によると、28日午後、京大は京都府警に被害を申告した。府警は、偽計業務妨害罪などにあたるかどうかも含めて本格的な捜査に乗り出す。京大では、試験2日後に不正が発覚しており、今度の合否判定にも影響を及ぼせるが、他の3大学では合格発表がすでに終了している。

この「aicezuki」という人物がどういう意図で投稿したのかは分からないが、遊び半分であるなら、真剣に受験している他の受験生に対する侮辱行為ではないか。合格したいがゆえであるのなら、「学ぶ」ということの意味を知るべきである。最近では、学問の大事さが子供に教えられていないように感じる。学校で教えなければならないものは、勤勉を中心とした努力の大切さであり、そうした学問に対する姿勢が、その人物をつくり、実社会に出たときによい仕事ができる力になるのだ。(吉)

【参考】『教育の法』大川隆法著 購入はこちら→ http://www.irhpress.co.jp/detail/html/H0305.html

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