映画「In the name of Confucius(偽の儒教)」の一場面(画像はYouTubeより)。

中国政府が、海外の大学などに併設を進めている中国語の学習機関「孔子学院」。この孔子学院について批判的に取り上げた映画「In the name of Confucius(偽の儒教)」がこのほど、東京都内で開かれた一般財団法人「人権財団」などが主催した国際人権会議で、日本で初めて上映されました。

「偽の儒教」は、2016年にカナダでつくられたドキュメンタリー映画。数多くの国際的な賞を受賞し、世界6カ国で上映されています。

一方、中国政府は中国大使館を通じて、この映画の上映に強く抗議。「映画を上映すれば、日中友好を危うくする」と、国際人権会議を中止するよう要請してきました。日本政府は、中国政府の要請を拒否。予定どおり上映され、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、オーストラリア、インド、台湾、香港、日本などからの参加者が鑑賞し、記者も参加しました。