写真は、地域政党「減税日本」の代表で、名古屋市市長の河村たかし氏
激辛ジャッジ第5回 最終回
前回は、現状の大都市圏と地方圏の間にある、生産労働人口などの格差を放置したまま道州制に移行したら、ますます地域間格差が広がり、公務員の増大が予想され、本末転倒な結果になると指摘しました。
そんな中、注目された2月6日投開票の名古屋トリプル選挙は、国政における与野党対立など関係ないかのように、地域政党「減税日本」率いる河村前名古屋市長圧勝という結果になりました。はたしてこれが地方自治の本旨に沿った改革運動なのか。今回はここを検証していきます。
【エターナル・アジテーター】
首都圏在住の50 代男性。「プロテストする精神」をモットーに、時代の傍観者ではなく当事者として発言することを自らの使命と心得、市井の立場から新聞や言論雑誌への投稿、マスメディア報道に対する意見・クレーム発信などの活動を展開している。趣味はブックオフの105円コーナーで良書を見つけること。
- ちょっと待った!地域主権(1)地域主権原理主義者から目を離すな
- ちょっと待った!地域主権(2) 地域主権などと言いだす前にやることがある!
- ちょっと待った!地域主権(3)憲法に「地域主権」という言葉はない
- ちょっと待った!地域主権(4)道州間格差が新たに生まれる危険性
- ちょっと待った!地域主権(5)いったい地方自治体の本旨って何ですか?