消費増税に限らず、どうも政治家や役人には、ブレーキとアクセルを同時に踏みたがる癖があるようです。

観光庁と財務省が、日本を出国する旅行者に対し、一人1000円の「出国税」を徴収するよう、調整に入っています。

目的は、「訪日観光客を増やすため」。多言語表記やWi-Fiの整備、観光案内所を充実させるために、お金が欲しい。そこで、利用者である観光客から徴収しよう、という発想です。

しかし、「訪日観光客を増やしたいのに、なぜ観光客を減らすような増税をするのか」という反発の声も、旅行業界などを中心にあがっています。

1000円で需要が8%減!?

この出国税1000円は、訪日観光客にとってどれだけのインパクトなのでしょうか。