2010年10~12月期の需給ギャップが拡大し、約20兆円の需要不足になったと、内閣府が21日に発表した。7~9月期は約15兆円の需要不足だった。

需給ギャップは、国内の生産能力をフル稼働させた場合の供給力(潜在GDP)と実際のGDPの差で、デフレギャップとも言う。この2年半ほど需要不足が続いている。需給不足とは供給過剰であり、モノ余りでもあるから、早急なデフレ対策が必要とする声も多い。少なくともこのギャップの範囲内であれば金融緩和をしてもインフレの心配がないとされる。

もう一段の金融緩和と、インフラ整備などの財政政策を組み合わせて、需給ギャップを埋める努力を急ぐべきだろう。(村)

【2月22日分ニュースクリップ一覧】

石原氏不出馬で渡邉美樹氏が最有力に
混乱極まるリビア 無差別空爆で各国から批判
NATOのアフガン空爆で民間人死亡
インフラ整備は国内でも積極的に進めるべき